セントジョ−ンズワ−ト(西洋オトギリ草)
【どんなハーブ?】
セントジョ−ンズワートは別名西洋オトギリ草ともいわれます。日本のオトギリ草の近似種です。名前の由来はキリスト教の聖ジョンの日(セイントジョンの日;一般には聖ヨハネの日ともいわれます)の頃に右の写真のような小さな花を咲かせる為に付けられたようです。ハーブとして日本で知られるようになってからまだ日が浅いのですが、欧米では古くからサプリメントや医薬品の原料などに盛んに使われいます。
セントジョ−ンズワートは他のハーブと違い、香りはあまりなく香料や料理などでの利用はほとんどなされません。香りや味を楽しむのには向きません。従って嗜好品向きのハーブティーとは言えませんが、リラックス用のお茶としてはおすすめです。
セントジョ−ンズワートには併用すると問題がおこる可能性のある医療用医薬品類が報告されています。以下の薬を使われている場合は利用を避けて下さい。
免疫抑制剤、経口避妊剤、強心剤、気管支拡張剤、抗てんかん薬、抗不整脈薬、抗HIV剤、以上です。セントジョ−ンズワートがこれらの薬の効果を減弱させる可能性がある為、併用はできません。
また15才未満の小児や妊婦の服用も安全性が確立しているとは言えないので、大量の使用はおすすめできません。その他の医薬品との併用には問題は報告されていませんので基本的に使用は可能ですが、現在病院等で治療中の場合は念のため担当の医師または薬剤師に相談する事をおすすめします。
【セントジョ−ンズワ−トまとめ】
セントジョ−ンズワートは全草をお茶として使います。あまり風味はありませんが、かすかに日なたの土のような香り(藁や枯れ草に近い香り)と微かな苦味が感じられます。飲みにくいようなら他のハーブとブレンドしたり、甘味をつけて飲んでも構いません。気持ちが曇り空の時のリラックスティーにおすすめです。
- 科 目 おとぎりそう科 別名:西洋オトギリ草
ハーブティーに使う部位 地上部全草
日本の弟切草の近似種ですが、同種の植物ではありません。
飲み方(1杯分)
ティーポットにティースプーン1〜2杯のドライハーブを入れ、熱湯を注いで3分ほど蒸らす。他のハーブとブレンドして楽しむのもリラックスには効果的です。ハチミツや砂糖、ステビア等で甘みをつけるとより美味しく飲めます。
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